
Nervous Wealth
— 判断の前に、戻る —
静けさは、資産になる。
判断の質が戻る。
神経が、先に反応する。
判断の前に、起きていること
私たちは日々、
多くの判断をしています。
仕事の判断。
人に関する判断。
時間やお金の判断。
そして、自分自身についての判断。
その一つひとつは、
知識や経験をもとに
行われているように見えます。
けれど実際には、
判断の前に、すでに起きていることがあります。
それが、
神経の状態です。
神経が張った状態では、
正しく考えているつもりでも、
判断は反応に近づいていきます。
視野は狭くなり、
生活の流れは滞りやすくなり、
回復は後回しになります。
これは性格の問題でも、
努力の不足でもありません。
生理的な状態です。
一方で、
神経が静まっている状態では、
特別な集中や意識を向けなくても、
判断は自然に整います。
言葉は必要以上に強くならず、
選択は無理のない方向に向かい、
身体は自分の限界を把握しています。
何かを足した結果ではなく、
余計な力が抜けている。
それだけです。
私たちは普段、
どれほど神経の状態が、
判断・生活・身体感覚など、
全体に影響しているかを
ほとんど意識していません。
けれど実際には、
神経のわずかな違いが、
日常の質そのものを左右しています。
この場は、
判断力を高めるための場所ではありません。
思考を鍛えるためでも、
問題を解決するためでもありません。
ここで大切にしているのは、
判断を支えている前提そのものが、
どのような状態にあるかです。
神経も、身体も、
日常も、
本来は常に変化しています。
整った状態を
固定し続けることはできません。
けれど、
乱れても、
過剰に崩れず、
自然に整っていく方向に戻れる。
その調整が働き続ける構造を、
生活の中に置くことはできます。
この場で行っていることは、
とてもシンプルです。
声に触れることで、
神経が自然に静まっていく
身体の動きを通して、
神経がより深いところまで沈んでいく
定期的な対話によって、
今どのような反応や変化が
起きているかを確認する
変えようとせず、
操作しようとせず、
起きていることを妨げない。
その姿勢を、
一貫して大切にしています。
ここで起きる変化は、
表面的には目立たないかもしれません。
けれど、
神経の状態が変わることで、
判断、回復、生活の流れなど、
日常全体に深く作用していきます。
整い続ける方向に
調整されていくことで、
結果として、
大きく乱れにくくなっていきます。
この場は、
一時的なケアのためのものではありません。
調子が悪くなったときだけ
使う場所でもありません。
落ち着いた状態のまま、
判断し、生活を続けていくための基盤として、
日常と並走することを
想定しています。
そのため、
この場は大きく広げていません。
信頼関係のある方、
あるいはその紹介の方に限って、
個別にご案内しています。
ここで大切にしているのは、
前向きさでも、
成長でも、
成果でもありません。
判断の前にある状態が、
整い続ける方向に調整されていること。
それ自体が、
日常の質に
静かに、深く、大きく作用していることを、
私たちは何度も確認してきました。
必要な方に、
必要なタイミングで。
この場は、
そうした関わり方を前提に、
静かに続いています。